おんけんぶろぐ

立命館大学 学術部公認団体 音響工学研究会の公式ブログです

学祭スピーカーの測定

学祭で展示したスピーカーの周波数特性その他諸々を測定しました!!

まずはおみくじスピーカーから! f:id:rits-onken:20161030111422j:plain

小さいユニットながら迫力のある音を出していましたが果たして…

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これは素晴らしい周波数特性ですね! 黒が正面から、緑が30°ずらした位置からの測定結果です。 一般的にスピーカーを設置する際は双方のスピーカーがそれぞれ正面を向くように設置するため、30°ぐらいから測定した周波数特性が実際に聴くときの周波数特性になります!

次に黒柱スピーカーです。

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そのやわらかい音色と、どこから鳴っているのか分からない独特な定位感をもたらしたスピーカーの周波数特性はこれだ!

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ちょっと低音域が厳しいですが…まあ許容範囲内でしょう! 驚くべきはどの方向から聴いても、この周波数特性となるということです。 リビングとかに設置することで真価を発揮しそうですね!

以上が今回の学祭スピーカーの測定結果です。

実は思ったよりまともな周波数特性になって驚いています。 これだからスピーカー自作はやめられませんね! この記事を見ている皆様も、ぜひスピーカーの自作に挑戦してくださいね!

これだけでは満足できないオーディオマニアのあなたに、ステップレスポンスもご用意いたしました。

おみくじスピーカー

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黒柱スピーカー

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周波数特性、ステップレスポンスの測定条件は、無指向性コンデンサマイク、測定位置はスピーカーから1mです。 測定ソフトはARTAを使用しました。

おみくじスピーカーはフルレンジユニットらしい素直な応答が出ています。 黒柱スピーカーはユニットが90cm以上離れている上に反対方向を向いているためとんでもないステップレスポンスになっていますね。驚きです。