おんけんぶろぐ

立命館大学 学術部公認団体 音響工学研究会の公式ブログです

スピーカーコンペ2016結果発表

再開宣言から早五か月。お待たせいたしました、新記事です!
いろいろ更新するネタはあった気がしますが、それはそれ、ということで、先日の学園祭のネタから投稿していこうと思います。

それにしても、今年の学祭は色々と密度が高かった気がしますね。あっという間に過ぎ去った気分です。
毎年学祭の時期になると音研マンたちはてんやわんやするのですが、今年はさらに余裕がなかったというか……オーディオは計画的に。

さて、今回の企画のテーマは『スピーカーバトル』で、2つのグループに分かれてスピーカーを作成し、
音質・見た目・発想の3つの点で、どちらのスピーカーの方が良かったか来ていただいた方に決めていただくというものでした。

スピーカーNo.1『おみくじ』 f:id:rits-onken:20161030111422j:plain

設計は長岡鉄男先生のD-108、通称コブラをお借りしています。見ただけで氏の設計とわかる気持ち悪いバックロードホーン。ユニットは今年発売されたばかりのFOSTEX FE83-Solを使用。
最初の段階ではさらにツイーターを付けた腕を装着する予定だったそうです。完成が楽しみですね!!!
コブラについてはこちら↓
http://tzaudiocrafts.web.fc2.com/D108.htm

スピーカーNo.2『黒柱』 f:id:rits-onken:20161030091430j:plain

その名の通り、どう見ても柱。タイムドメイン場所を選ばないことがウリの無指向性。側部の黒いのは合皮で、内側では三本の柱がバッフル(?)を支えています。コンセプトは『新時代』。実は2way。
TW部:Seas 22TAF/G
WF部:SB Acoustics SB12PAC25-4

ちなみに、
おみくじは1回生組が作成したもので、黒柱は上回生組が作成したものでした。

それでは、バトルの結果が出ましたので、発表します!
なお、項目によっては優劣を決めがたい方も大勢いたようで、総数に多少ズレがあります。

さて、まずは基本の音質から。
皆様の耳に適うスピーカーはどちらだったのでしょうか?

* No.1 223 point
* No.2 90 point

ということで、音質はNo.1の勝利です!
強いぞコブラ、かっこいいぞコブラ
No.2のスピーカーにも少なくはない票数が入っており、面目が潰れない形でよかったです独特の空気感を感じ取っていただけたようです。

次は見た目です。
音研の代名詞となりつつある変態スピーカーですが、今回は大勢の方にどう受け取られているのか真相を確かめるべく、南米のアマゾンへ飛びました。
見た目もおーでおだゾ!

* No.1 55 point
* No.2 266 point

これに関しては、結果をみて「うん。。。」としか言えませんでした。これは正直すまんかったと思います。コブラは悪くないんだぞ!
黒柱が見た目に特化している節があるので反則勝ちかなという感じです。……いや音も頑張ってるよ!

最後は発想
上の二つの結果が分かり切っていたので、実質これが決勝だったりしたりしなかったり……。
皆さんの度肝の抜き具合により全ては決められるのです。

* No.1 145 point
* No.2 162 point

僅差で黒柱が勝ってしまいました。
しかしこのわずか17票という差、どちらも一般的には考えづらい逸品であると証拠付けてくれます。奇を求めてこそ音研……なのか?

それでは最終結果発表

ドゥゥルルルルルルルルルルルルルル…………

* No.1 423 point
* No.2 518 point

No.2、黒柱の勝利です!
正直ここまでいい勝負になるとは思いませんでした。お互いよく頑張った!
上回生組の勝利で終わりましたが、一回生の音研マンとしてのポテンシャルも計り知れないものがあります。色んな意味で。
これからの活躍にご期待下さい!!

改めまして、アンケートのご協力ありがとうございました。
アンケートの総数は300枚を超え、部員一同驚いております。
感想には、「形によってこんな違いがあるとは」、「聴き比べの機会はなかなかないので面白い」といった意見が多く見られました!
我々の活動の意義が多くの方に伝えられたようで、最高の喜びです。
もう一つの企画であるレコード&サラウンド体験会も楽しんでいただけたようでなによりです!
個人的に、外国人家族の方が自宅のようにソファでくつろいでいらしたのがめっちゃ印象に残ってます。

来年もたぶんワイワイやってると思うから来てくれよな!

 

アディオス!!!!f:id:rits-onken:20161030094344j:plain





上回生が負けるとそれはそれは恐ろしい罰があったとかなんとか……