おんけんぶろぐ

立命館大学 学術部公認団体 音響工学研究会の公式ブログです

PS1とDENONのCDP聴き比べ!

本日、部員が個人で所有しているPS1を部室へ持ち込み、聴き比べてみました。

PS1初代 = SCPH-1000 についてですが、割りと音質に定評があるようです。オーディオラックに加えられている方もいるだとか。

そんな良いなら比べないわけにはいきません。

 


いつも聴いているDENON DCD-1650GLですが、果たしてPS1は勝負になるのか・・・!?

視聴環境は

PS1 or DENON DCD-1650GL > sansui AU-α907i mos limited > YAMAHA NS-1000M

で行います。

被験者は音研部員3回生3人。

音源はQUEEN の I was born to love youです。


まずPS1で聴いてみます。
なかなかの音場感、これは結構良い勝負するのではないか…?
楽器全体、ボーカルも含めてまろやかに聴かせます。うん、悪くはないぞ…

そう思い、1曲全て聞ききってからDENONに交代してみます。

再生すると…全員愕然としました。
まず特出する点として、ボーカル。
フレディがまるで目の前で歌っているかのように前に出てきます。それでいて抜けのよい、耳辺りの良い心地。
レンジも上から下までスッキリと出ています。各楽器が邪魔することなく、音楽を届けてくれます。
勢いがあり、sansuiの元気な音がしっかりと活かされています。

オーディオ界隈では、CDP、アンプ、スピーカーに掛ける金額は3:3:4が理想、という方がいらっしゃるようです。
部室には現在DENONしかなく(以前はEsotericも所有していました!)、アンプやスピーカーに比べてやはり劣っているのではないか、という疑惑が正直私の中にはありました。
しかし、今回DENONの評価を改めなければならないのではないか、と考えました。

定価で10万程度、バブル最終期のプレイヤーですが、これから再生される音はやはり「オーディオ」と呼ぶに耐えます。このレンジ感の広さやボーカルの透明感はさすがと言わざるを得ません。
PS1が劣りすぎていた感は確かに否めませんが。

…と書いておきながら、きっともっと良いプレイヤーと比べたら違うのでしょうね^^;

と、ここまでボロクソにPS1をディスっていますが、そもそもCD専用機ではありませんし、機器自体の値段も倍以上差があります。
ですので、ここでPS1が期待以下の音であっても、PS1を責めるというのはお門違い、というものでしょう。
被験者のPS1への期待値が高すぎたようにも思えます。

また、こういった評論についてはどこまでも主観に基づいています。
最終的な評価は、ご自身でのみ下せるもの、ということを。どうかご理解下さい。

以上です。